養蜂家という農家と同じような職があって、儲かるんですか?

養蜂家とは、簡単に言うと、蜂やハチミツを育てて売る商売です。
意外の知られていない職業ですが、需要もあり、大手の企業も山田養蜂場など有名なところがいくつかあります。養蜂場に就職するか、独立して自分で土地を買ったりして、養蜂家としてやっていくことも可能です。養蜂だけで生活するのは厳しいのが現状です。よほど蜂などの生物に興味がないと続けられないでしょう。

ハチミツを作って儲ける

テレビなどで蜂の巣で蜂が何千匹もいるところを、顔まで全身防具服で覆って蜂の巣を採取している映像を見たことがあるひともいるのではないでしょうか。
これを罰ゲームではなく、これで生計を立てている人もいます。
ハチミツは一般に巣を人工的に作り、採取する、いわば養殖もの。
市場に出回るまでには、生産工程も必要で、採取のタイミングはもちろん、温度管理から、蜂の量など細かなことを調整します。そのために定期的に人が介入しなくてはならないので、作業量も多いです。

蜂の巣は金になるか

人工の箱をつくり、ハチミツを蜂たちに作らせます。箱の中には、板が約10枚ほどあり、1枚につく蜂の数は約2000匹ほどです。10枚、箱ひとつが蜂でいっぱいになると約2万匹となります。これを何箱も栽培します。
この一箱を一群とよび、独立でやる場合、一群で年間1万くらいの利益とも言われています。ひとりで管理をすべてするには、かなり大変です。300群用意しようとしたらかなり大変です。やり方にもよりますが、副業で行うケースが多いです。

養蜂家を始めるには

大きな養蜂場にスタッフとして就職する場合、一般の会社員ほどの月収20万程度の収入になるでしょう。
独立して始めるには、ある程度の知識と初期費用として、50万ほどは見込んでおいた方がよいでしょう。土地を購入する費用、養蜂道具、服装などです。

ひとりではじめる

養蜂に適した土地はかなりの、山奥になるので、自宅から片道1、2時間などは覚悟しないといけません。交通費やガソリン代もかかります。
ひとりで管理できるのは50群ほどが限界。作業時間は週に30分~2時間位ほどですが、毎週通わないといけないですし、それだけの時間と費用もかかります。忘れてはならないのは、蜂にさされることも日常茶飯事、そもそも蜂に興味がないと続きません。
副業として、週末になにかの用事のついでなどに、小遣い程度であればいいのではないのでしょうか。養蜂家だけでやっていくには儲けは期待できません。

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